こんにちは
今回は「どんな木を、どこに使っているのか」についての話です。
木材を選ぶとき、見た目の美しさだけではなく、虫に好かれにくい木・湿気に強い木のことも知っていると役立ちますよ。
虫が嫌う木 ――― ヒノキ・スギ・ヒバなど
たとえばヒノキやスギ、ヒバなどは、香り成分に防虫効果があります。昔からお風呂や柱、土台などに使われてきたのはそのため。
ヒノキに含まれる「ヒノキチオール」やヒバの「ヒノキオール」は、シロアリやカビを防ぐ天然の殺菌・殺虫効果力を持っています。時間が経っても強度が落ちにくく、長持ちするのも魅力です。
虫が好きな木 ――― 柔らかく、香りの少ない木
一方で、虫が好むのは柔らかく香りの少ない木。アカマツ、クロマツなどのマツ材やモミ材、SPF材、ホワイトウッドなどです。他にも針葉樹の中でも若い材や、湿気がこもる場所に使われた木は虫害を受けやすくなります。
ですから、木造住宅の床下や外壁周りなどには虫に強い「ヒノキ・スギ」が使われて、「マツ」や「ナラ」などは、木目が美しく強度もあるため床材や天井板に使われています。
ここでもう一度、無添加住宅としての質問です。
柱も壁も床も天井もすべてを天然のヒノキで造った家があるとします。この家は健康を育む住宅でしょうか?
そうです、化学物質ゼロを考える無添加住宅の答えもNoとなります。
天然の木材を積極的に使うことは化学物質の軽減につながります。木がもつ温かみや雰囲気、樹脂や塗装に頼らなくても出る自然な艶、空気環境を守りながら心地よい空間づくりにつながるため、皆さんもどんどん取り入れたくなりますよね。
ですが木にも適材適所あり、
ヒノキやスギなどが持つ天然の殺菌・殺虫効果は、外敵から身を守るための天然の化学物質。外敵の中枢神経を麻痺させています。この物質は健康な人の身体にはこれといった影響を及ぼしません。
ところが、シックハウス症候群や化学物質過敏症の人にとっては少なからず身体に影響を及ぼすものであり、毒素にもなります。
家の中が虫に強い木ばかりだと、症状の原因物質になるモノに毎日囲まれて暮らすことになってしまうのです。
では毒素が少ないとされるマツやナラで家を建てれば良いかと言ったらそうではありませんよね。
身体に優しい家にはなりそうですが、シロアリには好かれるし菌にも好かれて腐りやすいのです。長年支える頑丈さは望めません。
健康に永く暮らせる家に必要なのは、虫に好かれる木と嫌われる木をうまくバランスをとって使うことです。
「外部に強い木」「湿気に強い木」「肌ざわりのよい木」
それぞれの個性を生かし使い分けて家づくりをしていきましょう。
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木にも、人にもやさしく
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グッドホームでは木の持つ力を生かしながら構造や内装それぞれに合った素材を選び、健康に永く暮らせる家づくりを考えています。
皆さんの家づくりへの思いをぜひ聞かせてください。
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