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平屋の間取り

公開日:2025/12/05(金) 更新日:2025/12/04(木) 家づくり大嶋のブログ

近年ますます人気の「平屋」。 ワンフロアで生活が完結し、階段がないから将来も安心。 そして家族の気配がほどよく感じられるのも魅力です。

しかし、平屋は間取りの良し悪しが暮らしやすさに直結します。 動線を間違えると、 「なんか使いにくい…」「生活感が丸見え…」 といった、小さなストレスが毎日の積み重ねに!

今回は、平屋で失敗しにくい動線の考え方 と やりがちなミス をまとめました。

 

家事動線は“回遊性”があるか

平屋は床面積が広くなるため、ぐるっと回れる設計にすると動きが少なくなります。

よい例

 • キッチン → パントリー → 洗面 → 脱衣 → ファミクロ → リビング のように、行き止まりがない動線。

ありがちな失敗

 • 洗濯動線が遠い • 脱衣所が狭く、毎日混雑 • キッチンから物干し場までぐるっと遠回り

平屋は回遊動線が作りやすい=家事がめちゃくちゃ楽になります。

 

玄関からリビングが丸見え問題

平屋で意外と多い問題点。

玄関を開けたら・キッチンが見える ・洗濯物が見える ・生活感がそのまま丸出し

これは来客時に気まずいし、毎日のストレスにもなります。

対策

  • 玄関からは“廊下”でワンクッション • 軽く空間を曲げて視線を外す • 玄関横に土間収納+ただいま動線

“見えない工夫”は平屋こそ大事です。

 

収納は「多さ」ではなく「位置」

平屋でよくある失敗は、 収納はあるのに使いづらい というケース。

よくあるNG

 • 寝室横に巨大WIC → リビングの物が片付かない • 廊下に小さい収納ばかり → 使う場所と離れている

 • どこに何を置くか決めずに“なんとなく”収納を配置

正解

 収納は “使う場所の1歩以内” にあるかどうか。 特に人気の「ファミリークローゼット」「パントリー」 は、位置と動線のつながりが最重要です。

 

どの部屋にも“光と風”が通るか

平屋は隣家との距離が近いと、 部屋が暗くなったり風が止まったりします。

ポイント

 • 南の窓を大きくしすぎない(夏は暑くなる) • 東・西の光を上手く使う • 風の入口と出口を確保する• 天井を高くして光の広がりをつくる

シンプルですが、快適性が一気に変わる部分です。

 

中庭のワナ

平屋を建てる人に大人気の“中庭”。 でも実は、失敗しやすいポイントでもあります。

よくある後悔

 • 中庭があるせいで動線が大きく遠回り • 面積をとられて部屋が狭くなる • 掃除やメンテが大変 • 南側が壁で塞がり暗くなる

成功する中庭

 • 動線を切らない(回遊性を邪魔しない) • 目的を明確に(“採光”なのか“外を楽しむ”なのか) • 生活の中心から見える位置にする

“なんとなくオシャレだから”は危険です。

 

自由度が高い平屋の間取りもこの5つを押さえておけば大きな後悔は避けられます

平屋は本来、 「小さくても住みやすい」 「家族が自然と集まる」 そんな魅力のある住まいです。

平屋を考えている方は、ぜひ“将来の自分”の動きを想像しながら、 楽しく間取りづくりを進めてみてくださいね。

 


 

 


 

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