こんにちは。保育士の日比野です。
昨日のテレビ放送で、「千葉のサグラダ・ファミリア」と呼ばれている前澤友作氏の大豪邸を特集した番組を見ました。
みなさんはご覧になりましたでしょうか。
世界中から集められた、選び抜かれた建材の数々。
イタリア産の大理石をくり抜いてつくられたキッチンカウンター、石そのものを削り出し、美しい曲線を描くインナーガレージの床仕上げ、さらには床一面に敷き詰められたカシミヤ……。
まさに贅を尽くした住まいに、思わず言葉を失ってしまいました。
でも、この番組を通して改めて感じたことがあります。
それは、贅沢の究極、行き着く先は「自然素材」なのだということです。
本音を言えば、暮らしの中にこのような贅沢を取り入れたいですが、残念ながら前澤氏のような大富豪でなければ難しいのが現実です。
それでも、自然素材を活かした「漆喰と無垢の家」なら、大富豪じゃなくても、暮らしの中に本物の自然素材を取り入れることができます。
心にゆとりをもたらし、日々を心地よく過ごせる空間づくりは、決して特別な人だけのものではありません。
インナーガレージもまた、私たちの日常にも取り入れられて、忙しい毎日を送る私たちの暮らしに寄り添う贅沢のひとつなのではと思いました。
ということで今回は、インナーガレージのメリット・デメリットについてまとめてみました。
これから家づくりを考える方の判断材料になればうれしいです。
インナーガレージとは?
インナーガレージとは、建物の一部に車を収納するスペースを設けたガレージのこと。
シャッター付きで、玄関や室内と直接つながる間取りが多く、都市部や限られた敷地で採用されるケースが増えています。
インナーガレージのメリット
① 雨の日でも濡れずに乗り降りできる
これが最大のメリットですよね!
雨や雪の日でも、車から玄関まで一切濡れずに移動できます。
・小さなお子さんがいる
・買い物袋をたくさん持っている
・高齢のご家族がいる
こうしたご家庭では、日々のストレスがかなり減ります。
② 防犯性が高い
インナーガレージはシャッターやドアでしっかり閉じられるため、
・車上荒らし
・盗難
・いたずら
のリスクが低くなります。
特に高価な車やバイクをお持ちの方には大きな安心材料です。
③ 車が劣化しにくい
屋外駐車に比べて、
・紫外線
・雨風
・黄砂や花粉
の影響を受けにくく、車の塗装やゴム部品が長持ちします。
洗車の頻度も減り、長い目で見るとメンテナンスコストの軽減にも。
④ 趣味スペースとしても使える
インナーガレージは「車を停めるだけ」の場所ではありません。
・DIY
・自転車整備
・サーフボードやアウトドア用品の収納
など、半屋内の多目的スペースとして活躍します。
「大人の秘密基地」として楽しむ方も多いですね。
先日、ご訪問したお客様のお家のインナーガレージ、めちゃくちゃかっこいいのでぜひ見てみてください!
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⑤ 外観デザインがかっこいい
建物と一体化したガレージは、
無駄のないラインでスタイリッシュな外観になりやすいのも魅力。
特にアメリカンスタイルやインダストリアル系の住宅とは相性抜群です。

インナーガレージのデメリット
① 建築コストが上がりやすい
インナーガレージは、
・構造補強
・シャッター
・換気設備
などが必要なため、外置きカーポートより費用がかかる傾向があります。
坪単価で見ると割高に感じることも。
② 居住スペースが減る
限られた敷地の場合、
ガレージを建物内に入れることで居室や収納が削られるケースがあります。
「部屋を優先するか、ガレージを優先するか」
このバランスは慎重に考える必要があります。
③ 排気ガス・音への配慮が必要
換気計画が不十分だと、
・排気ガスのにおい
・エンジン音
が室内に伝わる可能性があります。
しっかりとした換気扇・気密処理は必須です。
④ 夏は暑く、冬は寒くなりやすい
インナーガレージは空調を入れないことが多いため、
外気温の影響を受けやすい空間です。
そのため、居室との断熱・気密の区切りをきちんとしないと、
家全体の快適性に影響が出ることもあります。
⑤ 固定資産税の対象になる場合がある
インナーガレージは建物の一部とみなされるため、
条件によっては固定資産税の床面積に含まれることがあります。
事前に確認しておくと安心です。
インナーガレージが向いている人
・雨の日の出入りを快適にしたい
・車やバイクが好き
・敷地を有効活用したい
・デザイン性を重視したい
逆に、
「とにかくコストを抑えたい」「居室を最大限確保したい」
という方は慎重な検討がおすすめです。
まとめ|暮らし方に合えば、満足度はとても高い
インナーガレージは、
ライフスタイルにハマれば最高に便利で楽しい空間になります。
一方で、コスト・間取り・換気計画など、
設計段階での判断がとても重要。
「かっこいいから」だけで決めるのではなく、
毎日の暮らしを想像しながら検討することが大切です。
家づくりの選択肢のひとつとして、
ぜひじっくり考えてみてくださいね。
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