こんにちは。保育士の日比野です!
「なんだか部屋の空気がこもっている気がする…」
「梅雨時期のジメジメ、なんとかしたい!」
漆喰と無垢の家にお住いの方には無縁の悩みですが…
クロスの壁のマンションやアパートにお住いの方の中には、そんなお悩みをお持ちの方がいるかもしれません。
今回は、そんなお悩みを解決してくれる(かもしれない)、DIYでも手軽に施工できる 「エコカラットセルフ」 をご紹介します。
さらに、自然素材で人気の 漆喰壁 との比較を通して、それぞれの特徴やメリット・デメリットを掘り下げてご紹介します。

エコカラットって一体何?
エコカラットは、LIXILが開発した 「呼吸する壁」 とも呼ばれる内装壁材です。
多孔質セラミックス(原料は火山灰)という素材でできており、目には見えない微細な孔(あな)が無数に空いています。
その孔の表面積は、東京ドーム11.5個分にもなるそうです。
この孔が、室内の湿度を調整したり、気になるニオイを吸着・脱臭したり、有害物質を低減したりする効果を発揮します。
つまり、エコカラットはただの壁材ではなく、快適な室内環境をサポートしてくれる、頼れる存在 なのです。
エコカラットセルフの魅力とは?
エコカラットには様々な種類がありますが、今回体験したのは、その中でもDIY向けに開発された 「エコカラットセルフ」 です。
「エコカラットセルフ」の最大の魅力は、手軽にDIYできる こと。
マスキングテープ、カッター、タッカーがあれば、特別な道具や技術がなくても、比較的簡単に施工できます。
- 初心者でも安心の施工性
接着剤は使用しません。微調整も可能。失敗しても貼り直しがきくので、DIY初心者でも安心して挑戦できます。 - 豊富なデザインとカラー
様々なデザインと2パターンの形状が用意されているので、お部屋の雰囲気に合わせて自由に選ぶことができます。 - 必要なものが揃う
必要な材料が箱の中にすべてセットされています。
ご家庭で準備するのは、メジャー、マスキングテープ、タッカーだけ。
エコカラットセルフについてもっと詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
https://www.ecocarat.jp/products/ecocarat_self/
エコカラットセルフ施工体験をしました!
今回は、実際にグッドホームのショールームの一角にエコカラットセルフを、スタッフで施工してみました。
まずは、施工場所の寸法を測り、エコカラットの取り付け位置を決めます。
ここの作業だけがちょっと頑張らないといけないところ…
次に、ベースシートを貼り付けていきます。
接着剤を使用せず、マグネットでくっつくので、女性でも扱いやすく、スムーズに作業を進めることができました。
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位置決めをしてマスキングテープで囲みます |
ベースシートをタッカーで止めます |
エコカラットを貼ります。マグネットなので貼り直し可能です |
完成! |
施工後、ショールームの雰囲気がガラっと変わりました。
デザイン性の高さはもちろん、エコカラット独特の質感も、空間に深みを与えてくれます。
絵を飾るように、気軽に空気を変えることができるのでとってもおすすめです。
漆喰壁との比較:それぞれの特徴とメリット・デメリット
自然素材の壁材として人気が高い 漆喰壁 と、エコカラットを比較してみました。
漆喰壁の魅力と特性
漆喰は、消石灰を主成分とした日本の伝統的な塗り壁材です。
- 自然素材ならではの風合いと温かみ: 職人の手作業による塗りムラやコテ跡が、独特の表情を生み出し、空間に豊かな表情と温かみをもたらします。
- 高い調湿性と消臭性: エコカラット同様、微細な孔が湿気を吸放出することで、調湿効果を発揮します。また、強アルカリ性であるため、抗菌・防カビ効果も期待できます。
- 防火性: 不燃性であるため、火災に強いという安全性も大きなメリットです。
- 耐久性: 正しく施工されれば、非常に長持ちする建材です。
一方で、課題となる点もあります。- 施工の難易度: 熟練の左官職人の技術が必要であり、DIYでの施工は非常に難しいとされます。
- 工期とコスト: 専門的な技術と手間がかかるため、工期が長くなり、費用も高くなりがちです。
- ひび割れのリスク: 下地の動きや乾燥収縮によって、微細なひび割れが発生することがあります。
エコカラットの魅力と特性
これに対してエコカラットは、最新のセラミックス技術から生まれた機能性内装壁材です。
- 安定した機能性: 工業製品であるため、調湿性、消臭性、有害物質吸着性といった機能が安定しており、科学的なデータに裏付けられています。
- 施工の容易さ: タイル状で規格化されているため、職人による施工はもちろん、エコカラットセルフのようにDIYでも比較的簡単に施工できます。工期も短く、コストも抑えやすい傾向にあります。
- デザインの多様性: 現代の住宅デザインに合わせて、石目調、木目調、織物調、レリーフ調など、非常に豊富なデザインバリエーションが魅力です。インテリアのアクセントとして、ピンポイントでの使用にも適しています。
- メンテナンス性: 表面は比較的汚れがつきにくく、日々の手入れが簡単です。
エコカラットの注意点としては、- 塗り壁のような「手仕事の風合い」とは異なる点。
- タイル状のため、広い面積では目地の印象が強くなる場合がある点などが挙げられます。
結論として、どちらが優れているというものではなく、お客様の「住まいに対する価値観」と「求める要素」によって最適な選択肢が変わります。
- 自然素材の風合い、職人の技、歴史ある質感を重視し、コストや工期よりも本物志向の空間を求めるなら、漆喰が非常に魅力的です。
- 最新の機能性、安定した品質、手軽な施工、そして現代的なデザイン性を重視し、手軽に快適な環境とインテリアのアップデートを図りたいなら、エコカラットが最適です。特に、部分的なアクセントウォールやDIYでの導入を考えている方には、エコカラットセルフが強い味方となるでしょう。
今回の施工体験を通して、エコカラットセルフの手軽さと、その性能の高さを実感しました。
もし、あなたの住まいに自然な風合いや調湿・脱臭機能を取り入れたいと考えているなら、エコカラットは非常におすすめの壁材です。
また、漆喰壁と比較しながら、ご自身のライフスタイルやデザインコンセプトに合った選択をしてみてはいかがでしょうか。
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