設計/大嶋 さやか 自己紹介へ

無垢の床は“思い出アルバム”になる

公開日:2025/10/10(金) 更新日:2025/10/10(金) 家づくり大嶋のブログ

こんにちは。チラホラと秋の気配も感じる今日この頃です。

今回は無垢床の魅力について、です。

「無垢の床って、傷がつきやすいですよね?」

そう、確かに合板フローリングのように硬くコーティングされていない分、傷が残りやすいかと思います。そもそも床は傷がつきやすい場所。おもちゃを落としたり、椅子を引いたりすれば小さな傷ができてくるもの。でもその傷こそが “家族の思い出”を刻んでくれるんです。

 

新しい家に住みはじめて、床に最初の傷がついたとき。 多くの方がちょっとショックを受けます。 でも、しばらくするとその傷の色が周りになじみ、 いつの間にか気にならなくなっていくんです。そして気づけば、その傷を見るたびに 「この頃、子どもがよくここで遊んでたな」と思い出すようになります。 そうやって、床が“家族の記憶”をそっと残してくれている・・・そう思うとどうでしょうか。

子どもの頃に走り回ってできたキズ

家具を動かした跡

ペットの爪あとや日焼けの色ムラ

何年か経って床を見たとき、 「このキズはあのときの…」と話が弾む。

そんなふうに、無垢の床はまるで“思い出アルバム”のようですよね。

 

木は“生きている素材”

無垢の木は呼吸しています。 季節によって少し伸び縮みし、太陽の光でゆっくり焼けていく。 時間とともに色つやが深まり、家全体の雰囲気も落ち着いていきます。無垢の木は年数とともに味わいが増す素材。 “古くなる”のではなく、“育っていく”イメージです。

そして合板と違い、無垢の床なら浅いキズは濡れたふきんとアイロンでふくらませて直せますし、 削ってオイルを塗りなおすこともできます。合板フローリングだと、表面に薄い化粧材が貼られているので、キズが深いと下の素材が見えてしまい補修が難しいこともあります。 無垢床は当然、全部が『木』だから傷の部分も同じ素材、白キズになりません。長くずっと一緒に暮らせる床なんです。

 

 

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 小さなキズも、日焼けも、すべてがその家だけの物語。

時間が経つほどに味わいを増し、 暮らしの変化をやさしく受け止めてくれるところが無垢床の魅力。

 

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